

つぶし島田
少し前になりますが、 可愛らしいお嬢さんにモデルをお願いして、つぶし島田を結いました。 縞の着物に黒繻子のアンティーク帯を合わせて、江戸時代の雰囲気を出したつもり。 髪の長さが少し足りなかったので、全体的に小さめのつぶし島田です。 今回は用意した根かもじが合わず、途中でやり直しさせてもらいました。 後から考えると、根かもじなしでバラ毛を足せばよかった。 結う人に合わせて臨機応変に対処できるようにならなければ… 勉強になりました。 私の先生が以前よく「人の頭は全部違う。髪結いは本当に難しい。」と言っていましたが、 本当に難しいです(^^;; 江戸時代、こんな女性がいたかも…と思えるような自然な結髪が私の理想。 結婚式の鬘のようなカッチリ整った形ではなくて、 市井の人々の日常の髪を結いたいと思うのです。 まだまだ理想にはほど遠い… もっと練習します。